新宿西教会オープンチャーチ第五週主日礼拝説教「どうしたら天国に行けるの?」ヨハネ福音書6:47~51 深谷春男牧師 2023月10月29日

おはようございます。今年の10月は、オープン・チャーチの月間で、毎週、聖書の中心メッセージが語られました。すばらしい一時でしたね。

(新宿西教会のHPで今もこの説教の内容を聞くことができます。)

1日 説教「今が、一番のしあわせ」  深谷牧師

  聖書:コリント人への第2の手紙 6:2・コロサイ書3:15,16,17)

     聖歌隊讃美・聖歌独唱 高島泰英兄

8日 説教「神が与える希望」    福田理絵神学生

   聖書:ローマ人への手紙5:1~5  ピアノ奏楽と証:本江園子姉

15日 説教:「神様からのラブレター」 小林則義牧師

   聖書:マタイ福音書4:4  証:長谷川武国兄

22日 説教:「永遠の命の泉」   深谷美歌子牧師

   聖書:ヨハネ福音書4:14  証:宇野直子姉

29日 説教:「どうしたら天国に行けるの?」深谷春男牧師

    聖書:ヨハネ福音書5:47~51

ピアノとヴァイオリン演奏 本江園子姉、澤田奈都子姉

(29日は永眠者記念礼拝でもあります)

さあ、今日は、オープン・チャーチ最後の日であり、また永眠者記念礼拝の時でもあります。神様の豊かな祝福のまとめの時といたしましょう!

 先日、福井県の武生教会で、特別伝道集会がありまして、すばらしい恵みの時を持ちました。礼拝で、ピリピ書4:4~7から、「パウロの白鳥の歌」という内容をお話しし、パウロ先生の『遺言』のように、共に聞きました。「主にあって喜べ」.と言う、喜びの生涯を語りました。なぜなら、「主の臨在の中を歩むこと」ができること。そして、主は近い、何事も思い煩うことなく、感謝を持って、祈り続けるのだ!と語りました。

熱心な方々が、耳をそばだてるようにして聞いて下さいました。

恵みの礼拝を終えて、皆さんで、一緒にお食事の時を持ちました。

その時に、20数人の方々が昼食に残られ、楽しい食事と交わりの時がありました。皆さんの自己紹介がありまして、おひとり一人が救いの証しや、試練の時の証し、今直面している課題など、あらゆる話題と質問の時があり、あっという間に、定刻の2時は過ぎてしまいました。その時に語られた内容のひとつは、70歳を超えている人や最年長92歳ぐらいだったでしょうか?その方々が、教会生活を続けており、聖書は読んでおりますが、「最終的に、聖書の教えている、天国について、教えて欲しい」というのです。信じてはいるのですが、いまいち、はっきり教えて欲しい。それでわたしも、聖霊様の助けを背後に覚えつつ、語りました。

今日の説教の内容と関係が深くあることと思います。

人はどうしたら天国に行くことができるか?

滅びの中に、神様に捌かれて滅びに落ちはしないだろうか?

そもそも、救いはどのような内容なのでしょうか?

 わたしは待ってましたとばかり語りました!

 結論は以下の通りです。

【結論】は、次の御言葉です。= 特に、ヨハネ6:47

「47 よくよくあなたがたに言っておく。信じる者には永遠の命がある。48 わたしは命のパンである。49 あなたがたの先祖は荒野でマナを食べたが、死んでしまった。50 しかし、天から下ってきたパンを食べる人は、決して死ぬことはない。51 わたしは天から下ってきた生きたパンである。それを食べる者は、いつまでも生きるであろう。わたしが与えるパンは、世の命のために与えるわたしの肉である」。

 主イエスを信じる信仰よって、永遠の命は与えられるのです。アーメン

【聖書の語る基本的メッセージのポイント】

  • 神が天地を創造し、創造の冠として人間を創造された。

   創世記1:1    創世記1:27  

  • 人間は罪を犯して神と断絶し、罪と死の支配の中に落ちた。

 創世記3:1~7

  • 神はこの人間の現状を救うために、アブラハムを選び契約を結ばれた。

モーセを通して救いの道として「律法」を与え、ユダヤ民族を立てた。

創世記12:1~4
出エジプト記19~24

  • しかし、人間の罪は深く、イスラエルの民は、十戒を中心とした律法は救いとならなかった。結果は選民失格。バビロン捕囚でイスラエルの民の使命、呪いの世界を祝福に変える使命はは終わった。

アモス8:2 列王下17章

エレミヤ31:31~34 イザヤ53章

  • 神様は、新しい計画を実行された。それは、人間の救いの新しい契約。神の独り子、主イエス様を通して全人類を救う計画です。「主イエスキリストを信じる信仰」によって全人類を救うのです。神は、独り子キリストを遣わし、その十字架の贖いの血潮をもって人間の罪をゆるし、復活をもって死を打ち砕かれました。その罪の負債をすべて負ってくださり、創世記3章以来の、罪と死の呪いを解決して下さいました。つまり、主イエスの十字架の血潮によって罪は贖われ、その復活の命に与って死をも克服するという救いの道です。これが新約聖書の内容。「神の受肉・十字架・復活・聖霊の付与・再臨」という救いが、完成、成就されました。それを信じ、受け入れることが天国に入る方法です。

*以下のように祈ってください。                  「天の神様。①わたしは、あなたの目から見ると、破ればかりの人間です。つみびとです。②しかし、あなたが、わたしのために主イエス様を送って下さり、十字架の贖いをなして下さいました。主イエスのなされた、「十字架と復活」によって、わたしの罪と死の呪いの業を打ち砕き、救いの道、永遠の命の道を開いて下さいました。それを信じます。③信仰の決断として、洗礼の恵みに与ります。わたしを神の子とし、天国の住人として導いて下さい。イエス様のお名前によって祈ります.アーメン。」

さあ、今日は、わたしどもは、新宿西教会の先達たちの写真と共に、

あなたの御前で、「永眠者記念礼拝」を献げています。

大内文平牧師:1881年(明治14年)~1918年(大正7年)

柳田文吾牧師:1872年(明治5年)~1945年(昭和20年)

岡田實牧師:1905年(明治38年)~1991年(平成3年)

 そして多くの愛する兄弟島師・・・・・・。なつかしい皆さんのお名前を、ここにすべて騰げることは、残念ながらできません。おゆるし下さい。

山室軍平先生がイザヤ25章の解説の中で。◇真の宗教は永遠の命を約束する。イエスの救いは、人を死に打ち勝たせるものである。ここに「とこしえまでも死をのみたまわん」(8節文語訳)とあるは、それを示しているのである。有名な説教者ムーディーの言葉。「いつか一度、君は新聞紙上に、東ノースフィールドのD.L.ムーディが死んだという記事を見るであろうが、その一言半句も信じてはならない。その時こそわたくしは、これまでにかつてないほどに、生き生きしているのである。ただわたくしは高い所へ上っている。それだけである。このわたくしは土くれのような住み家を出て、崩壊の恐れを去り、イエスの御姿に似た霊体に移されているだけである」。 

三室泰平さん、湯沢七重先生、滝元明先生、藤井武先生、小渕しず姉、朝位真士先生など天国凱旋の先輩たちの勝利の笑顔が浮かんできます。

内村鑑三の召天の記事。人と思想『内村鑑三』関根正雄 篇・著

1930年(昭和5年) 3月28日、午前8時51分永眠、70歳。

3月26日、古希の誕生日迎える。聖書研究会員による古希祝賀感謝会開かれた。内村は、心臓衰弱の発作による苦しみの中で、集まった方々に伝えるように「万歳、感謝、満足、希望、進歩、正義、すべての善きこと」という短い言葉にその時の心持ちを託した。付け加えて言うには、「聖旨にかなわば生き延びて更に働く。しかし、いかなる時にも悪しきことはわれわれおよび諸君の上には未来永久に決して来ない。宇宙万物人生ことごとく可なり。言わんと欲すること尽きず。人類の幸福と日本国の隆盛と宇宙の完成を祈る」との語を参会者に送る。藤井武はこの祈りについて言う。「宇宙の完成!多くの人はそれが何を意味するのかさえ、解しません。・・・・・」

【祈り】 天の父よ。恵みの言葉を感謝します。「47 よくよくあなたがたに言っておく。信じる者には永遠の命がある」。主よ、わたしどもは信じます。あなたこそ、生ける神の子キリストです。永遠の命をもたれるお方、わたしの救い主」です。パウロのように、D.L.ムーディー先生のように、代々の聖徒たちのように、復活の信仰の中を、大胆に歩ませてください。罪と死の呪いを砕きたもう、復活の主イエスの御名によって祈ります。アーメン。