新宿西教会 収穫感謝礼拝説教「祈りの答え」使徒行伝12:13~19深谷美歌子師 2024年11月24日

本日は教会暦では今年最後の礼拝で、収穫感謝礼拝です。感謝を現したいと思って、少し収穫物を飾りました。甥がおいしいお米を送ってくれたので、一合ばかりですが、お持ち帰りください。深谷の親族の救いをお祈りいただければ感謝です。

さて本日は使徒行伝の続きからみ言葉を頂きます。12節までを前回見ました。ヘロデ王による使徒ヤコブの殺害に続いて、ペテロが捕えられました。教会で熱心な祈りが捧げられ、ペテロが主の使いによって連れ出され、マリヤの家に行ったところまででした。

本日は「祈りの答え」というタイトルにいたしました。教会の祈りが思いがけ無かったほどの答えを頂きました。もう一度、教会の祈りの素晴らしさ、祈りを聞かれ、業を行う方がどなたなのかを確認する時とされますように。

【聖書箇所の概説】

13ー16節 ペテロがマルコの家に到着した時の、人々の驚き。

17節   ペテロが、獄から主が連れ出された次第の説明。

18-19節 ヘロデ王の対応。番兵たちの処刑。

【メッセージのポイント】

1)喜びのあまり。

13 彼が門の戸をたたいたところ、ロダという女中が取次ぎに出てきたが、

14 ペテロの声だとわかると、喜びのあまり、門をあけもしないで家に駆け込み、ペテロが門口に立っていると報告した。

15 人々は「あなたは気が狂っている」と言ったが、彼女は自分の言うことに間違いはないと、言い張った。そこで彼らは「それでは、ペテロの御使だろう」と言った。

16 しかし、ペテロが門をたたきつづけるので、彼らがあけると、そこにペテロがいたのを見て驚いた。          13ー16節

 前回、ヘロデ王という当時の最高権力者が迫害の先頭に立ったことを見ました。最高権力者がクリスチャンを迫害する側に回ったことで、外側から見たら、とても勝ち目はないと思えるような出来事でした。

 そして、いよいよ明日は民衆の前に引き出して殺そうとしていたその夜、教会では祈りが捧げられていました。前回見ましたが、どんな祈りが捧げられていたか思い出して見ましょう。

ただ「ペテロを助け出してください!」とだけ祈っていたのでなく、4章24節以下でもペテロが釈放された時の教会の祈りは、使 4:29 主よ、いま、彼らの脅迫に目をとめ、僕たちに、思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい。でした。「もうこの迫害が終わりますように。犠牲者が出ませんように」ではなかったのでした。「口をそろえ神を讃美し、なお福音が語られ続け、前進しますように」と祈ったのでした。今回の祈りも「ペテロを助け出してください。何があっても、それが、福音の前進となりますように」であったでしょうと推察しました。

 先週の木曜日は聖研祈り会で、詩篇67篇から、「神の臨在の祝福と、人の感謝」ー収穫感謝の詩篇―という副題のタイトルで深谷牧師が取り次いでくださいました。この詩は、収穫感謝を歌っているが、自然の収穫に対する感謝以上に、神との人格的関係、歴史を導く主を知り、ほめたたえる関係に入れられることこそが祝福であり、感謝する内容であると学びました。

 ですからこの時の祈りも、「ペテロが聖霊様との交わりに生かされ勝利でありますように。私たちの願いはペテロが助け出されて、共に喜んで福音を宣べ伝えることです」であったであろうと思いました。そして確かにペテロは獄に捕らわれ、鎖に繋がれながら、明日は殺されるであろう中でも、平安で、熟睡していました。その後、主の使いに起こされ、衛所を通り過ぎ、鉄の門がひとりでに開き、町の中に立っていたのでマリヤの家に来たのでした。

祈っていた人々はペテロが立っていたのでびっくりしました。ロダは喜びのあまり、門を開ける事も忘れて、知らせに走りました。聞いた人々は「ペテロの御使いだろう」と言いました。この言葉は、さてはペテロが殺されて、み使いが知らせに来たと思ったかもしれません。それほど信じられない出来事でした。祈ってはいましたが、この答えまではほとんど期待していなかったのではないでしょうか?

一番期待したペテロの信仰の勝利は、確かに聞かれていましたが、「助け出してください」は祈ってはいても、確信がなかったに違いありません。

けれども現実にペテロが立っていたのでした。

私達の祈りは、不可能を可能にしていただけるものです。

先ずは信仰の勝利を祈りましょう。

そして、必要なら奇跡も行うことができると信じて祈りましょう!

喜びのあまり、語らずに居られないほどの証しもさせていただけますように。

2)主が連れだしてくださった。

17 ペテロは手を振って彼らを静め、主が獄から彼を連れ出して下さった次第を説明し、「このことを、ヤコブやほかの兄弟たちに伝えて下さい」と言い残して、どこかほかの所へ出て行った。  17節

 ペテロは驚いて見つめている弟子達に、事の次第を説明しました。息を詰めて皆聞いたに違いありません。無キズで、現に目の前にいるペテロから、み使いのされたことを聞いて、もっと驚いたことでしょう。

 ところでこのことが起ったのは、弟子達の祈りの力だったのでしょうか?確かにヨハ 14:13 わたしの名によって願うことは、なんでもかなえてあげよう。父が子によって栄光をお受けになるためである。14 何事でもわたしの名によって願うならば、わたしはそれをかなえてあげよう。とおっしゃってくださいました。心を合わせて主の名によって祈っていた時に御業が起こされました。み言葉を握ってぜひお祈りしましょう!全能の神さまに何でもできない事はありません。

でも今回教えられたことは、ことをお決めになるのは、あくまでも神様に主権があるということです。ペテロの説明も「主が獄から彼を連れ出して下さった」と言っています。わたしたちの主権者は神様です。イエス様も十字架に付く前の晩、マタイ 26:39 そして少し進んで行き、うつぶしになり、祈って言われた、「わが父よ、もしできることでしたらどうか、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」。と血の汗をしたたらせながら祈られました。熱心に祈りましょう。しかし、わたしたちの努力が事を起こすのではなく、神様が最善を行われるのです。へりくだりつつ切に祈りましょう!そして神様がしてくださったことを証しさせていただきましょう!」

赤羽で会堂建築をした時、先の会堂建築のとき、荒川にがやがや言いながら楽しく行ったと聞きましたが、祈り会をしたそうです。私も会堂のために祈ろうと、会堂子供祈り会と、銘打って祈りました。ハバククの3:2 主よ、わたしはあなたのことを聞きました。主よ、わたしはあなたのみわざを見て恐れます。この年のうちにこれを新たにし、この年のうちにこれを知らせてください。この御言葉に差し掛かった時、この御言葉を握って、その後毎週この言葉を握って祈りました。祈りが応えられて、1億のお金が与えられ、借金無しで、今の会堂が与えられました。最後の祈り会の時、普段は牧師二人と子ども二人その子のお母さんと五人がおもでしたが、会堂建築委員長が参加されました。この会を覚えていてくださったのだと感動しました。

今も奇跡もおできになる神様です。へりくだりつつ、御言葉を握って祈りましょう!神様の御業を証ししましょう。→同級生の祈り。

*ここでちょっと寄り道します。この出来事を「ヤコブに伝えてください」と言い残しています。かつてイエス様の兄弟としてイエス様をメシヤと認めることが出来なかった主の兄弟ヤコブのことです。肉の兄弟としてイエス様を見ていた彼が、復活のイエス様に出会って、神様で救い主であったと証人となり、教会の指導者になっていました。ガラ1:19しかし、主の兄弟ヤコブ以外には、ほかのどの使徒にも会わなかった。これはパウロがヤコブの証言を聞きにエルサレムに行った時のことです。今もこのヤコブの姿を見て、まだイエス様に出会っておられない方は、ぜひ出会ってください。

3)ヘロデはカイザリヤにくだった。

18 夜が明けると、兵卒たちの間に、ペテロはいったいどうなったのだろうと、大へんな騒ぎが起った。19 ヘロデはペテロを捜しても見つからないので、番兵たちを取り調べたうえ、彼らを死刑に処するように命じ、そして、ユダヤからカイザリヤにくだって行って、そこに滞在した。  18-19節

へロデ王が当時の最高権力者だったと最初に言いました。彼が決めたら、だれも逆らえない時代でした。その彼が、ユダヤ人の人気を取ろうと、ヤコブを殺し、いよいよペテロも明日は殺そうと決めていました。

4章の出来事の二の舞になることを恐れて、絶対に逃げられない方法を取って監禁していました。ところが朝になってみるとペテロが消えていたのでした。いくら取り調べても解りませんでした。仕方なく番兵たちを取り調べたうえ死刑に処するように命じ、カイザリヤに降って行きました。この方法は当時のきまりだったようです。使16:27 獄吏は目をさまし、獄の戸が開いてしまっているのを見て、囚人たちが逃げ出したものとおもい、つるぎを抜いて自殺しかけた。28 そこでパウロは大声をあげて言った、「自害してはいけない。われわれは皆ひとり残らず、ここにいる」。この出来事は、ピリピの町でパウロたちが捕らえられたとき、地震が起こって囚人が逃げたと思った時の獄吏の姿です。どうせ死刑なら自害しようとした行為でした。この時はパウロたちが残っていたので、返って獄吏がイエス様を信じました。

この時はペテロがいなくなり、ヘロデはなすすべもなく、すごすごとカイザリアに降って行きました。この世の最高権力者の負けです。

真の主権者はイエス様です。この方に期待して祈りましょう!祈り 神様、ペテロは、教会の祈りが応えられて、死を前にしても神様との平安の中にありました。これこそクリスチャンの頂ける最高の収穫です。その上、獄屋からの奇跡の救出が起こされました。祈りの答えは神様の主権の力によって与えられました。ついこの世の力を恐れやすいものです。が、本当の主権者である神様に切に祈らせてください。先ずは神様に出会い、赦された喜びの命を証しさせて下さい。その上で、今の必要も期待して祈らせて下さい。その答えも神様を指し示す素晴らしい証しとなりますように。