新宿西教会主日礼拝説教「主からの祈りを」マタイ福音書6:9~15 深谷美歌子牧師  2025年9月28日(日)

今日は新宿西教会の一日修養会の中での礼拝です。「祈りについて学びたい」との願いが起こされ、これがテーマです。

普段、お祈りをどのようにしておられるでしょうか?お祈りは、見えない神様との会話です。このチャンスに、お祈りが慕わしいものとされますように。

今回礼拝では「主の祈り」と呼ばれ、親しんだお祈りを学びます。

今日の聖書箇所の内容

9‐10節 天にいます父なる神様に、御心が行われる国が来ますようにと祈れ。

11節 日ごとの食物をお与えください。

12-15節 試みから守られ、赦されたものとして、負債をゆるしなさい。

1)家族として御国を求めて祈りましょう。

9 だから、あなたがたはこう祈りなさい、天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。

10 御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。                     9-10節

 よくこのお祈りを「主の祈りを祈りましょう」と言って唱和しますね。子供でも暗唱してお祈りできます。たぶん私も教会の子でしたから、意味も分からないうちから覚えてお祈りしていたと思います。この機会に意味を深く知って、心を込めておいのりできるものとされましょう。

 まず第一のポイントのタイトルを「家族として」とつけました。「あなたは」こう祈りなさい。でなく「あなたがたは」と複数形で、求めなさい、と勧められています。「わたしたち」と祈る言葉が、原文では9回使われているそうです。 

心を合わせて一つになって祈りなさいと語られていて、唱和の祈りは、ここで求められているいい祈り方ですね。教会で心を合わせてお祈りしましょう!

大きな世界中の教会も神の家族ですが、新宿西教会に集うとお互いが見える家族で、顔と顔を合わせて祈れますね。

 コロナで、教会に来れなくなった教会の家族がいますね。幸いこの教会では、リモート礼拝ができるようになって、一緒に礼拝できます。聖書研究祈り会で、声も聞ける家族がいます。そのお互いが、心を込めて一つになって求めなさいと語られています。心を合わせてお祈りしましょう。

 そして求めるのは「御名があがめられますように。10 御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。」です。

今「あなたがた」が心を合わせて祈るのが主の祈りと聞きました。この家族は神の家族ですから、御国がきますようにというのは、天国がこの世界にきますようにとお祈りしなさいというお祈りですね。天国は、パーフェクトな国で、こころを込めて愛し合い、一つになって神様をあがめ、讃美しているところですね。その国を求めなさいです。

昔の戦争は、地上戦が主だったので、大きな川などがあると、先ず先発部隊が川向うに潜入し、そこに橋頭堡をつくり、そこを足掛かりに領土を広げて行ったそうです。

教会は神の国の橋頭堡です。まずこの世界に教会を天国の橋頭堡にしてくださいとお祈りしましょう。そして地上でも神の国、教会が広がっていきますように。

2)日ごとの食物をお与えください。

11 わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。11節

 次の求めは日ごとの食物です。

これは、御言葉と解釈される方があります。確かに私たちが神の民として、天国の住民として生きるのに最も必要なのは、神の国の法則を悟らせてくれる御言葉です。27日の早天祈禱会は、箴言8章でした。箴 8:10 あなたがたは銀を受けるよりも、わたしの教を受けよ、精金よりも、むしろ知識を得よ。11 知恵は宝石にまさり、あなたがたの望むすべての物は、これと比べるにたりない。知恵を求めよ。のお言葉とそれに基づいたお証は、実は自分は神様の知恵を求めるより、今の困りごと、携帯が濡れでダメになったから、防水の新しい携帯が欲しいとかが先立つ。けれど神様のくださった命の法則こそ私を生かすものです。という証しでした。早天に集まって聞いた皆様のお分かち合いも素晴らしく、やはり、クリスチャンが生かされるのは御言葉ですねと思いました。まず御国を求めるためにも、神の言葉を日ごとの食物としていただきましょう。

しかし、この日ごとの食物をお与えくださいの言葉を、神様は人間に日ごとの食物が必要なことをご存じで、それを求めなさいと語ってくださっているのだと解釈されている方も多くあります。確かにこの地上で生きていくには食物が必要ですね。それを求めなさい。と語ってくださってもいるのでしょう。

先週、22-24日にかけて、山崎製パン箱根山荘で、「関東アシュラム」が開かれました。「イエスは主である」がいつも中心です。ですが、具体的には一人一人が御言葉に聞き、祈り、受けたものをお分かちし合い、それぞれの小グループが祈りの細胞として、祈りの課題を出し合って、一年間祈るために持ち帰ります。 今年も昨年祈りの細胞だった皆さんが集われて、「先生は金曜日でしたね、祈ってきました」と声を掛けられ感動しました。「ここで依頼した祈りが聞かれました」との証しがあり、励まされてまたそれぞれが書いて持ち帰りました。家庭問題で悩んできた姉妹にも「神様がここに来るように導かれたのかしら?」「そうに違いない。祈って行こう!来年のお分ちが楽しみです!」と別れてきました。今の必要の為に祈ることも教えて下さっているイエス様に感謝し、祈り合いましょう。

最近では田中佐百合さんの為にも神の家族が心を合わせて祈り合っていますね。

3)負い目をお赦し下さい。

 12 わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。13 わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください。14 もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう。15 もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう。                 12-15節

教会は神の国の出張所ですが、サタンも一生懸命働いて、何とか神の国を崩したいと働いています。神の国に生き続けられるように、求め続けましょう。悪しきものは、悪の力です。それは具体的に働きかけると聖書は記しています。イエス様も公生涯に立たれるために荒れ野で断食して祈った時、悪魔は様々な誘惑で働きかけました。マタ 4:1 さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。2 そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。3 すると試みる者がきて言った、「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」4 イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである』と書いてある」。と退けました。十字架に向かわれる時も、マタ 26:38 そのとき、彼らに言われた、「わたしは悲しみのあまり死ぬほどである。ここに待っていて、わたしと一緒に目をさましていなさい」。39 そして少し進んで行き、うつぶしになり、祈って言われた、「わが父よ、もしできることでしたらどうか、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」。40 それから、弟子たちの所にきてごらんになると、彼らが眠っていたので、ペテロに言われた、「あなたがたはそんなに、ひと時もわたしと一緒に目をさましていることが、できなかったのか。41 誘惑に陥らないように、目をさまして祈っていなさい。心は熱しているが、肉体が弱いのである」。 イエス様がすでに勝利されていることに信頼しつつ、誘惑で何とか神の子たちの命の恵みを落とそうと働いている悪魔を自覚して、目を覚ましていて、助けられるように祈りましょう。

12節と14-15節は赦しの問題です

聖書では負債は罪と同義に扱われています。ここを読みますと、赦しを先ず自分がしたら赦されるように書いてあります。が、負債のあるものが他人の借金を肩代わりすることはできませんね。お互いイ万タラント(1800億円)もの借金があるのが神様の前の人間です。だから、その人間がほかの人の罪の代価をはらうことはできません。それができないので、イエス様が十字架にかかってその計り知れないご宝血で全ての罪の代価を払ってくださいました。この赦しを頂いた者が、お互いの罪の負債も赦し合うのです。

マタ18:21 そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。22 イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。23 それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。24 決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。25 しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。26 そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。27 僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。28 その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。29 そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。30 しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。31 その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。32 そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。33 わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか』。34 そして主人は立腹して、負債全部を返してしまうまで、彼を獄吏に引きわたした。35 あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう」赦されたものが赦すことを求められています。

私はどうなのか?振り返ってみました。家族に対してひどい言葉を言った記憶。

友達に親切でなかった記憶。それらすべて代価をイエス様が払ってくださいました。感謝します!なのに、私たちは人の過ちを赦せないものです。その弱さのためにイエス様が「真理の御霊を送る」と約束され、ペンテコステの日に聖霊様がおいで下さいました。聖霊様を心の王座に迎えるとイエス様の思いが悟られます。まさに、十字架、復活、聖霊の満たしですね。その心でお祈りしてまいりましょう!ハレルヤ!

祈り 天のお父様。イエス様が教えてくださったお祈りを学びました。教会が心を合わせて愛し合う、天国になるように祈り求めます。その上で御言葉と、今生きる全ての必要を祈ります。誘惑を見破り退け、赦された恵みをいっぱい味わい、互いに赦しあい、天国の命を生きさせてください。本当に赦しあえるために、聖霊様の愛の満たしが必要です。聖霊様を遣わしてください。主の御名によって。