説教「我は復活なり、生命なり」

2019年4月21日 イースター(復活日)礼拝
聖書箇所:ヨハネ11:17~27
説教:深谷春男牧師

今日はイースター礼拝です。主イエス様の復活を記念する礼拝です。主イエスが人間の罪を十字架の上であがない、解決し、更に、死を打ち砕いて復活されたことを心から感謝する日といたしましょう。聖書が示している人間の一番大きな問題は「罪と死」です。その中でも、「罪」が問題です。罪は神から遠く離れて存在することです。聖書は神から離れた人間が、ちょうど主イエス様の語られた「放蕩息子」のように、父から遠く離れて放蕩三昧に身を持ち崩すようなものだと教えています。放蕩息子が、本心に立ち返り、父のもとに帰り、神と和解すること、これが救いです。和解の後は、神の子としての新生が始まるのです。「死んでいた息子が甦った」のです。 

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説教「主がお入り用なのです」

2019年4月14日 棕櫚の主日(受難週)礼拝
聖書箇所:マタイ21:1~11
説教:深谷春男牧師

今日は教会の暦では「棕櫚の主日」という日になります。今日から始まる一週間を受難週と呼びます。4月18日が洗足の木曜日、19日が受難日、つまり、主イエスが十字架にかかられた聖金曜日となります。そして、21日の日曜日が復活の日を記念するイースターとなります。この受難週は、特に主イエスの十字架の苦難を偲び、その十字架の意味を深く心にとどめ、一足一足主イエスに従って歩みたいものです。 続きを読む 説教「主がお入り用なのです」

説教「運命の逆転」

2019年4月7日 2019年度初主日礼拝
聖書箇所:イザヤ書53:8、11,12
説教:深谷春男牧師

 今日は新しい年度2019年度の最初の主日礼拝です。桜が満開の美しい季節となりました。小学校に入る子供たちのランドセルを背負う初々しい姿や、新しい学生や、付き添う保護者の皆様も晴れ着姿で、まぶしく輝いています。その初めの日に、わたしたちは、旧約聖書の頂点とも言うべきイザヤ書53章を読もうとしています。 

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ファミリー礼拝説教「こころ満たされ」

2019年3月31日 受難節第四主日礼拝
聖書箇所:ヨハネ福音書16:33
説教:深谷美歌子牧師

 さて、私達が満たされているときとはどんな時でしょうか?愛し合う家族、経済が安定、健康、人間関係が素晴らしいとき、等々でしょうか?

今年の各国の幸福度順位が発表され、日本は58位でした。面白いことに、中国は2016年は10位だったのに、今年は93位です。国民総生産か世界2位になったとか聞き、確かに中国の皆さんがたくさん日本に旅行にきてくださって、豊になっているのを感じますが、この数字は逆のようです。本当の豊かさ、幸福とはどのようなものでしょう。

本日開かれた聖書の箇所は、13章以下でイエス様が告別説教を語って来た締めくくりの言葉です。「わたしにあって平安をえるためである。」と。変動するこの世界の価値とは異なる、変わらぬ平安、喜びを与える、というのでしょうか?そうでしたら素晴らしいですね。

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芽生え、つぼみが花咲く時

2019年3月24日 受難節第三主日礼拝
聖書箇所:ピリピ4:10~13
説教:深谷春男牧師

 先週は、京都復興教会の特別伝道礼拝の説教奉仕の時を与えていただき、心から感謝いたします。わたしは京都復興教会での17日の午前の礼拝説教と午後の壮年会婦人会を中心とする合同集会に奉仕させていただき「あふれる神の愛」という説教と、午後は「信仰の継承」という話をさせていただきました。「信仰の継承」の秘訣は、「子供たちと時間と感動を共有すること!」と、今年の断食聖会で、金子耕弐先生から聞いて感動していたので、そのことを話しました。愛する兄弟姉妹が大変喜んでくださり、大きな励ましを受けました。名誉牧師の清水潔先生が、「新宿からお父さんの深谷春男先生と、うちの深谷与那人先生が、親子で司会と説教をする姿を見て、これはもう、最高の喜び、最高の祝福ですわ!」と語ってくださいました。息子の深谷与那人牧師も京都復興教会に招聘いただき14年になります。主の憐みと多くの方々の愛と祈りに支えられての歩み、ただただ感謝以外ありません。本当にすばらしい時でした。

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若者は幻を見、老人は夢を見る

2019年3月17日 受難節第二主日礼拝
聖書箇所:使徒行伝2:14~24
説教:深谷美歌子牧師

 14日の婦人会兼聖書研究祈り会で、「神様に顔はあるのか」ということが話題になりました。詩編24編が取り次がれ、「これこそ主を慕う者のやから、ヤコブの神の、み顔を求める者のやからである。」(6節)と、礼拝する者は、み顔を求めるのだと語られました。集った皆さんが、「私達(人間の?)のような顔をしているのでは?今までは何気に礼拝していましたが、これからは礼拝に神様の顔を求めるよう、心して臨みたい」といった感想が語られました。「神様は顔がありますよ。」とは深谷師の言葉。本日の礼拝で神様の顔が拝されますように。 続きを読む 若者は幻を見、老人は夢を見る

勝ち得て余りあり。

2019年3月10日 教会創立64周年記念礼拝
聖書箇所:ローマ信徒への手紙8:31~39
説教:深谷春男牧師

今日は新宿西教会創立64周年記念礼拝です。共に主にある先達たちに感謝をささげ、これからの新宿西教会の歩みに熱き祈りを捧げましょう。

うちの教会には大変素晴らしい「教会創立50周年記念誌」があります。その中にある、開拓期の記述(79頁~)を読んでみましょう。

1、初年度(1955年度)   亀戸から新宿へ

1955年(昭和30年)3月5日、ようやく竣工式を終えて、ここにポール・シード記念会堂は完成した。岡田牧師と4人の長老とで鍬入れ式を行ってから5ヶ月後のことであった。祈り求め続けてきた会堂を目の前にして、岡田牧師をはじめとする当時の会員諸兄姉の喜びと感謝の思いは、筆舌には表わしがたいものであったという。

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あっけにとられた。

2019年2月24日 2019年降誕節第9主日礼拝
聖書箇所:使徒行伝2:5~13
説教:深谷美歌子牧師

最近のニュースで、水泳の池江璃花子選手が「神様は耐えられない試練に会わせない」と発言したことで、今まで神様という方が一人一人の人間の生活に具体的に関わられる、などと考えてもみなかった人、神様はおられたらいいなと漠然と思っている人、また、神様なんていないよ、と心に思っている人。いろんな反応が飛び交っているようです。一石投じられりと、その波紋は多くの方々に及んでゆくと思わされました。先週、聖書研究祈祷会で、マタイによる福音書から、「ヨハネのバプテスマとメシヤのバプテスマ」の違いについて学びました。ヨハネのバプテスマは根本的に人を造りかえることはできませんでした。彼は救い主を迎える心を備えるために来た器でした。しかし、メシヤ(救い主)は、聖霊と火でバプテスマを授け、新しい命を与える方でした。今日の箇所はその聖霊と火のバプテスマが起った時のできごとです。 続きを読む あっけにとられた。

神の摂理を見上げて

2019年3月3日 2019年降誕節第10主日礼拝
聖書箇所:詩篇139篇
説教:深谷春男牧師

京都復興教会の担任教師の市原順先生のお葬儀の時のプログラムに、先生の愛誦句で、詩篇139篇とイザヤ書53章が読まれました。わたしは深く感動して新幹線の中で主をあがめたことを思い出します。聖書の信仰は神の創造と摂理に深く信頼することです。そしてまた、人間の罪と死の問題を贖い取る救い主、主イエスをしっかりと見上げて歩むことであります。今朝は特に、神の歴史支配に信頼し、摂理の御業に思いを向けつつ、この聖書の中の最高傑作、詩篇139篇を共に読んでまいりましょう。 続きを読む 神の摂理を見上げて

救いは恵みにより、信仰による。

2019年2月17日 2019年降誕節第8主日礼拝
聖書箇所:エペソ信徒への手紙2:1~10
説教:深谷春男牧師

ハレルヤ。愛する兄弟姉妹と共に今日も礼拝の恵みに与れて感謝します。今日はわたしの大好きな聖書箇所の一つエペソ人への手紙2章から御言葉が語れますことを感謝します。ここには「あなた方が救われたのは恵みによる」という5節の御言葉と、「あなた方は実に、恵みにより信仰によって救われた」との8節の御言葉が語られます。「アメイジング・グレイス」の賛美はすばらしいですね。あるお寺の法事で、法事の最中に着メロで「アメイジング・グレイス」が響いてしまったそうです。一同、驚いていたら、そのスマホは、お坊さんのものだったそうです・・。

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